本とゲームとサウナとうんち

ライターが書くブログです。本とゲームとサウナとときどきうんちが出てくるブログです。

10年ぶりぐらいのブログ

およそ10年前、24,25歳ぐらいのころ、ブログを書いていた記憶がある。

結構真剣に書いていた。ブログを真剣に書くということがどういうことなのかわからないが、その当時は一つの記事を書くのに1時間、長いときには2時間ぐらいかけて内容を吟味し文章を整えていた。これが楽しかった。時間をかけて自分の頭の中にある考えをまとめて、納得のいく形でアウトプットすることに快感を覚えた。

 

で、なぜ、今、ブログを書こうと思ったのか。

 

いま私はライターという肩書きで仕事をしている。しかし、10年前のように文章を書くことに快感を覚えることはない。それは日々の仕事で書いている文章が自分の言葉ではないからだ。

私はライターといっても、何かテーマに沿って記事を書くライターではない。すべて広告記事だ。得意先の意向に沿って切り口を考え文章を書く。そこには文章を書いているという感覚はない。私は数式に近いと思っている。

 

商品×切り口×ターゲット=それっぽい記事広告

 

書きながらむなしくなり、書き終わっても何も感じることはない。そしてそれは自分の文章ではない。広告主の文章だ。毎日文章を書いているというのに、どんどん自分から文章が文字がなくなっていく感覚が怖い。

 

なんでもいい、自分の頭の中から出てくる言葉、というよりも頭の中からどんどん自分の言葉を出さなければならない、そしてそれを書かなければ将来とんでもないことになってしまうような気がした。

 

10年前のブログには、その日見た風景や出来事から感じたことや、空想の話などを書いていたような気がする。

 

このブログでは、主に読んだ本やプレイしたゲームや、趣味のサウナについてなど書こうと思う。うんちは語呂がよかったので入れた。

とくに本に関しては、読んだらそれで終わり、すぐに次の本へ、というサイクルで読んでいるのだが、読んだ本が自分にとってどういう存在なのか、ということをしっかりと考える時間が必要だと思った。感想文でもいい、自分なりの解説でもいい、読み終わった本を振り返る時間を作ろうと思った。

 

文字を、文章を書くことにいいかげん真面目に真剣に向き合わなければならない。